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2025/03/09
- 歯科コラム,日常のひとこと,虫歯治療・歯周病,予防歯科,その他,唾液検査
当院衛生士が解説!〜むし歯予防に良い成分ってどれが1番良いの??〜
歯科医院にも市販にもケアグッズが様々あると思いますが、何を使ったら良いのかご自身で選択するのは難しいですよね。
そこで、今回は虫歯予防に良いとされている
①フッ素(フッ化物)
②ハイドロキシアパタイト
③CPP-ACP
の3つに絞ってご紹介したいと思います。
〈①フッ素〉
例)クリンプロ、チェックアップ、フッ素洗口液
現在は市販でもたいていの商品には含まれていますし、数年前から高濃度のフッ素も使われるようになりましたね。
効果として…
・再石灰化を促進してくれる
唾液中にあるエナメル質から溶けだしたミネラル成分(カルシウム、リン酸)を歯により取り込みやすくする効果があります。
ただし、フッ素には中毒量があるので、年齢に応じた適切な量を使いましょう!
〈②ハイドロキシアパタイト〉
例)アパガードリナメル
効果として…
・再結晶化する
微粒子のハイドロキシアパタイト(歯とほとんど同じ成分)が歯の表面の細かな傷を埋めてくれます。
その結果、歯の表面を滑らかになりプラークや着色がつきにくくなります。
・細菌を吸着除去する
ハイドロキシアパタイトが細菌に絡みつき取り除く効果があります。
・初期虫歯を再石灰化できる
エナメル質から溶けだしたミネラルを補給することが出来ます。
〈③CPP-ACP〉
例)MIペースト
牛乳由来の成分で、乳タンパクからできたCPPと
非結晶リン酸カルシウム(ACP)との複合体。
リカルデントに含まれています。
効果として…
・脱灰を抑制する
酸によってミネラルが溶けだすのを抑えてくれます。
・再石灰化を増強する
エナメル質から溶けだしたミネラルを再び歯に戻し、再石灰化を強くしてくれます。
・耐酸性を増強する
虫歯の原因となる酸への耐性を強くします。
ただし、牛乳由来の成分であるため、牛乳アレルギーの方は使えません!
まとめ
日々のお手入れとして、フッ素配合の歯磨き粉の使用や、定期検診後のフッ素塗布がオススメです。
フッ素が苦手な方であれば、ハイドロキシアパタイトやCPP-ACPの商品をおすすめします。
様々な虫歯予防の方法をご紹介しましたが、
それぞれ特徴がありどれが1番良いのかは、患者様の悩みや求めているものによって変わってくると思います。
ご自身にあった方法で、より健康な歯を維持していきましょう。
名張かめい歯科矯正歯科では、唾液検査や様々なツールを用いながら、患者様お一人お一人に合ったセルフケアをお伝え出来ればと思っております。
気になるケアグッズがあればどんどんご質問くださいね!
名張市の歯医者名張かめい歯科・矯正歯科
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