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2025/01/07

    歯科コラム

歯がボロボロになる前に!今からできる予防と対策

歯がボロボロになる原因

歯がボロボロになる原因には、主に虫歯歯周病があります。

虫歯治療

虫歯は、歯のエナメル質を溶かすミュータンス菌などの細菌によって引き起こされます。
初期段階では歯の表面しか影響を受けませんが、放置すると虫歯は歯の内部へ進行し、痛みや感染を引き起こします。

虫歯を放置することには以下のようなリスクがあります。

①   食欲がなくなる

冷たいものや熱いものを口にするとしみたり、歯ごたえのある食べ物を口にすると強い痛みを感じたりすることがあるため、食欲がなくなる可能性があります。

②   歯を失う可能性がある

歯の内部にまで虫歯が進行すると、歯が崩れたり折れたりして、歯を残せなくなる可能性があります。

③   副鼻腔炎になる

虫歯を放置することで症状が悪化すると、歯の根っこの先にまで菌が侵入し、副鼻腔炎を引き起こす可能性があります。
副鼻腔炎は鼻や顔周りの骨にある副鼻腔に炎症が起こり、頭痛や鼻づまり、味覚障害などの症状が現れる病気です。

④   顎に悪影響を及ぼす

虫歯を放置し続けると歯だけではなく、顎にも悪影響を及ぼす可能性があります。
虫歯菌が顎の骨に入り込み、炎症を起こすと、顎骨骨髄炎を患う可能性があるのです。

顎骨骨髄炎になると痛みや腫れだけでなく、倦怠感や発熱、顔の腫れ、口臭などが症状として現れる可能性があり、治療期間も長期にわたるでしょう。

⑤   脳梗塞や心筋梗塞になる可能性がある

虫歯を放置すると、脳梗塞や心筋梗塞などの全身の病気を引き起こす可能性が高まります。
虫歯を長期間放っておくと、虫歯菌が血液中に侵入し、脳や心臓に虫歯菌が回ることで脳梗塞や心筋梗塞などの病気を引き起こすことがあります。

⑥   口臭が強くなる

初期や中度の虫歯は歯の黒さや痛みが目立ちますが、さらに進行すると神経や血管のある場所へ進行し、そこで免疫系が戦うため膿が出るようになります。
膿は菌と戦った白血球の死骸ですが、虫歯菌が放った毒素も含まれているため、口の中に広がると強い口臭になります。

歯周病は、歯垢の中に潜む細菌が原因で発症します。
これらの細菌は毒素を放出し、歯茎の炎症を引き起こします。

初期段階では歯肉炎として現れ、歯磨き時の出血などが見られます。
進行すると、歯を支える組織や顎の骨が破壊され、歯がグラつき、最終的には抜け落ちることになります。

歯ぎしり、外傷なども原因として挙げられます。
歯ぎしりをすると、歯に大きな力がかかります。
この力が長期間継続すると、歯の表面が削れたり、欠けたり、ひび割れたりすることがあります。

また、歯を支える骨や歯ぐきにも負担がかかるため、歯周病が進行しやすくなります。
事故やスポーツ中のけがなどによる外傷で、歯がひどく割れたり、折れたりすることがあります。

今からできる予防と対策

名張かめい歯科・矯正歯科の予防歯科

①   適切な歯磨き

食後や就寝前の歯磨きで歯垢をしっかり除去する習慣をつけましょう。

②   正しい食生活習慣を身につける

糖分を控え、よく噛む習慣を身につけましょう。

③   喫煙、飲酒を控える

 喫煙は唾液の分泌を減らし、口内環境を悪化させます。飲酒は適度に抑え、飲食後は口を清潔に保つよう心掛けましょう。

④   歯科医院での定期的な歯科検診

歯科医院での定期検診は、虫歯や歯周病の早期発見・治療につながります。

⑤ 疲れやストレスをためない

疲れやストレスは歯ぎしりや唾液分泌低下の要因になるため、健康的な生活習慣を意識しましょう。

⑥ 栄養バランスのよい食事を摂る

カルシウムやビタミンなど、歯の再石灰化を促進する栄養素を積極的に摂取しましょう。

ボロボロの歯が影響で起こる問題

歯がボロボロになると、さまざまな問題が生じます。
主な影響としては以下のようなものが挙げられます。

見た目の悪化

歯がボロボロになると、見た目が大きく損なわれてしまいます。
特に前歯が割れたり欠けたりすると、笑顔を見せにくくなり、人との交流を避けがちになってしまうでしょう。

また、歯が黄ばんだり変色したりすると、印象が悪くなり、仕事や人間関係に支障が出る可能性もあります。
見た目への影響は、生活の質を大きく左右する重要な課題といえるでしょう。

食事の困難

歯がボロボロになると、噛み合わせが悪くなり、食事が困難になります。

特に硬い食べ物を避けがちになり、栄養バランスが悪くなる恐れがあります。
また、歯が失われると咀嚼機能が低下し、消化不良を引き起こす可能性もあります。
さらに、味を十分に感じられなくなり、食事を楽しめなくなってしまうかもしれません。

全身への影響

歯がボロボロになると、それ以外の健康問題にもつながる可能性があります。

・糖尿病のリスク増加

・心筋梗塞や脳梗塞のリスク増加

・肥満のリスク増加

・早産や低体重児出産のリスク増加

・頭痛や肩こり、腰痛など不定愁訴の発生

歯科医師からのメッセージ

ボロボロの歯になるまで放置していた患者さんには何かしらの理由があると思います。

まずは意を決して歯科医院を受診された患者さんの様々な不安を取り除くことが大切だと思っていますので、患者さんにお口の中の状態を理解していただき、治療計画・費用面に関してもしっかり相談させていただきます。

具体的には、初診時お口の中の状態についてご理解いただき、これ以上歯を悪くしない、歯を失わないようにするにはどのようにしたらよいのか、歯ブラシ、フロス、歯間ブラシなどで歯とお口の中を清潔にすることを再確認し、歯石除去などを行い、口腔内を出来る限りクリーニングします。

その後、歯を温存できるのかを一本ごと精査、診断し、抜歯しないといけない歯は抜歯を行い、虫歯治療や根管治療(詰め物、被せ物)などを行って温存できる歯は残し、歯が欠損した部位についてはブリッジや入れ歯、インプラント等の治療を行います。

そして最も大切なことは、治療後も歯石除去や歯のクリーニングなどの、定期的なメンテナンスを行い、歯と口の健康を保つことです。
お口の中に困ったことがない方も、歯がボロボロすぎるという方も、ぜひお早めの受診を検討されてみてくださいね。
この記事の監修者
院長亀井孝一朗
院長 亀井 孝一朗
資格
名張市の歯医者名張かめい歯科・矯正歯科
住所 〒518-0465 三重県名張市赤目町丈六449-1
診療時間 月曜日・火曜日・金曜日 8:30〜17:30 水曜日 10:00〜19:00
土曜 8:30〜16:30
休診日 木曜日・日曜日・祝日
最寄駅 赤目口駅

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