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2025/02/06
- 虫歯治療・歯周病
歯周病とは？症状・全身への影響・予防方法を徹底解説！
日本人の成人の約8割が罹患しているといわれる歯周病ですが、「歯ぐきが腫れる」「出血する」といった症状が出ても、多くの人は軽視しがちです。
ですが、歯周病は単なる口の中の病気ではなく、心臓疾患や糖尿病、認知症の悪化など全身の健康にも大きく影響を与えることが近年の研究で明らかになっています。
本記事では、歯周病の症状・原因・全身への影響・予防方法について詳しく解説していきます。
歯周病とは？症状とセルフチェック
歯周病のメカニズム
歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。
プラーク（歯垢）中の細菌が歯ぐきを刺激し、炎症を引き起こします。
プラーク（歯垢）中の細菌が歯ぐきを刺激し、炎症を引き起こします。
進行すると、歯を支えている歯槽骨が溶け、最終的には歯が抜けてしまうこともあります。
以下の症状に当てはまる場合歯周病の可能性がありますので、是非確認してみてください！
- 朝起きたとき、口の中がネバネバする
- 歯みがき時に出血する
- 口臭が気になる
- 歯ぐきが腫れている、赤くなっている
- 硬いものが噛みにくい
- 歯が長くなったように見える
- 歯と歯の間に隙間ができた、食べ物が挟まりやすい
☑ 3つ以上当てはまる方 → 早めに予防を始めましょう
☑ 6つ以上当てはまる方 → すでに進行している可能性があります
☑ すべて当てはまる方 → すぐに歯科医院で診察を受けましょう
歯周病が全身に与える影響とは？
① 認知症の悪化
国立長寿医療研究センターと名古屋市立大学の研究によると、歯周病が認知症（アルツハイマー病）の悪化に関与していることが明らかになりました。
アルツハイマー病は、脳にアミロイドβというタンパク質が蓄積し、神経細胞が死滅することで発症します。
歯周病菌が毛細血管を通じて脳に侵入し、炎症を引き起こすことでアミロイドβの蓄積を促進し、認知症の進行を早める可能性があるのです。
歯周病菌が毛細血管を通じて脳に侵入し、炎症を引き起こすことでアミロイドβの蓄積を促進し、認知症の進行を早める可能性があるのです。
② 糖尿病の悪化
歯周病は糖尿病の合併症の一つとされています。
歯周病菌が発する毒素は、血糖値を下げるホルモン（インスリン）の働きを阻害し、糖尿病の悪化を招くことがわかっています。
逆に、歯周病を治療することで、血糖値（HbA1c値）が改善するという研究結果もあります。
逆に、歯周病を治療することで、血糖値（HbA1c値）が改善するという研究結果もあります。
③ 心臓疾患・動脈硬化
歯周病菌は血管内に入り込み、動脈硬化を引き起こす原因になります。
特に歯周病菌が冠動脈に達すると、心臓に血液を送る血管が詰まりやすくなり、狭心症や心筋梗塞のリスクが高まります。
④ 早産・低体重児出産
妊娠中に歯周病が悪化すると、早産や低体重児出産のリスクが高まることが報告されています。
これは、歯周病菌が血流に乗って胎盤に影響を与え、炎症性物質が分泌されることで子宮収縮を引き起こすためと考えられています。
歯周病は完治するのか？
結論からいうと、歯周病は一度発症すると完治しない病気です。
歯周病治療によって細菌の量を減らし、歯ぐきの状態を改善することはできますが、歯周病菌そのものを完全に排除することはできません。
そのため、定期的な検診と適切なケアを続けることが重要です。
歯周病の予防方法
① 毎日の正しい歯磨き
歯周病を防ぐためには、以下の正しい方法で歯を磨いたうえで、歯科医院での定期的なクリーニングが必要です。
- プラーク（歯垢）をしっかり除去する
- 歯ブラシは1か月ごとに交換する
- デンタルフロスや歯間ブラシを活用する
② 歯石除去（スケーリング）
プラークは歯磨きで落とせますが、歯石（プラークが石灰化したもの）は歯科医院でしか除去できません。
歯石は表面がザラザラしており、細菌がたまりやすい環境を作るため、定期的に歯石を取り除くことが歯周病予防の鍵となります。
③ 生活習慣の改善
- バランスの良い食事を心がける（ビタミンC・カルシウムを意識）
- 喫煙を控える（タバコは歯周病のリスクを高める）
- ストレスをためない（免疫力の低下を防ぐ）
まとめ
歯周病は、放置すると全身の病気を引き起こす恐れがある怖い病気ですが、適切なケアと定期検診を受けることで、進行を防ぎ、健康な歯を維持することが可能です。
日常から以下の内容を実践し、歯周病を予防していきましょう！
日常から以下の内容を実践し、歯周病を予防していきましょう！
- 毎日の正しい歯磨きとフロスの使用
- 歯科医院での定期的な検診と歯石除去
- 健康的な生活習慣の維持
気になる症状がある方は、早めに歯科医院を受診してください！
この記事の監修者
資格
- 大阪大学歯学博士
- 日本口腔インプラント学会専門医
- インビザラインプラチナエリートプロバイダー
- ITI学会公認インプラントスペシャリスト
所属学会
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名張市の歯医者名張かめい歯科・矯正歯科
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歯周病なんて自分には関係ない！歯磨きなんて面倒だ！！と思って過ごしている１０代から２０代ですでに歯周病は始まっています。〜最新の歯周病学について学んできました〜
