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2019/12/23
- 歯科コラム,日常のひとこと,虫歯治療・歯周病,予防歯科
歯科衛生士のシンポジウムに参加してきました〜皆さんにお伝えしたい、知って欲しい内容がございましたので、いくつかご紹介させて頂きます!〜
先日、当医院歯科衛生士2名で、フリーランス歯科衛生士の方やそれぞれの歯科医院でご活躍されている歯科衛生士の方達が講義をされるDHシンポジウムに出席しました。
カリエス(むしば)マネジメント、歯周治療の悩み、お口の中から糖尿病へアプローチなど、普段臨床で取り組まれている実際的な方法をたくさん学ばせて頂きました。
私も臨床で皆さんにお伝えしたい、知って欲しい内容がございましたので、いくつかご紹介させて頂きます。
1つ目は、カリエス(むしば)についてです。
皆さんはむしばになってから歯医者に行かれますか?
それとも、むしばになりたくないから歯医者に行かれますか?
どちらも正解ですよね!
ここで話されていたカリエスマネジメントとは、ご来院された患者様に、問診→審査・診断→カリエスリスクの修正をさせて頂く事です。
むしばが出来てしまって、削って治して欲しいから歯医者に行ったのに、食生活や全身状態などどうして聞かれるの?と思われた事はおありですか?
私達が皆さんに細かくお伺いするのは、むしばを治すだけではなく、これからはむしばになりにくいお口の環境にして頂きたいと願っているからなんです。
その為に、全身状態(疾患、服薬状況)、食、飲酒、喫煙、ホームケアなど、皆さんそれぞれの生活に隠れているカリエスリスクを見つけて、改善可能な部分の修正をご提案したいと思っています。
こんな事がむしばに繋がるの?とびっくりするような普段の何気ない小さな習慣の小さな変化でお口の状況は変えられます!
お菓子をやめましょう、徹底的にフロス(糸ようじ)や歯間ブラシを使いましょう、など漠然と言われても、なかなか実践しづらいですよね。
患者様一人一人の生活リズムや食習慣に合わせて、すぐに実践出来そうな所から改善点をご提案したいと思っています!
どんな些細な事でもお話下さいね。
2つ目は歯周病と全身疾患です。
皆さんは、歯周病は40歳以上約80%が罹っていると聞くと、どのように感じられますか?
そんな確率で罹るのなら、歯周病は発症して痛みが出るなどひどくなってから通院されますか?
それとも、早めにしっかり予防や改善をしたいですか?
どちらの患者様もおられますよね!
しかし、歯周病はほとんど無症状で進行しますので、症状が出た時にはかなり重症化していて、歯を抜かなければならないレベルまで進行している場合があります。
また、全身疾患との関わりが問題視されていますね。
この中でも糖尿病との関連について取り上げます。
まず糖尿病がどのような仕組みで起こっているのか、簡潔に言うと‥
食べ物を食べると血中のブドウ糖が増え、インスリンが出る→インスリンが血中のブドウ糖を一定範囲に抑えてくれる
このインスリンが不足、あるいは、量が少ない、効きにくい場合、糖尿病となります。
歯周ポケットが5�oに達すると、炎症を起こしている面積が手のひらぐらいになり、歯周病だらけの血をおちょこ一杯分飲んでいる事になるんです‥。
想像するとゾッとしますよね‥。
炎症があると、インスリンの働きを弱くしてしまいます。
また、糖尿病を発症していれば、骨質が劣化することで、歯を支える歯槽骨が溶けやすくなります。
糖尿病を発症しておられなくても、歯周病の悪化を放置してしまうなら、血液の糖が溢れて糖尿病を発症してしまうんです。
糖尿病を発症しておられるなら、骨の劣化や溶けやすい為、歯周病は進行しやすく、骨粗鬆症にも繋がってしまうんです。
臨床で結果が出ている事ですが、3ヶ月に一回のメンテナンスで糖尿病の症状は改善させられます!
薬には副作用がありますが、プロフェッショナルケアには副作用はありません!
全身疾患の投薬を減らしたり、悪化させない為にも、是非とも歯周病治療や継続した定期検診をおすすめします!
ご一緒に頑張りましょう!
名張市の歯医者名張かめい歯科・矯正歯科
住所 | 〒518-0465 三重県名張市赤目町丈六449-1 |
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診療時間 | 月曜日・火曜日・金曜日 8:30〜17:30 水曜日 10:00〜19:00 土曜 8:30〜16:30 |
休診日 | 木曜日・日曜日・祝日 |
最寄駅 | 赤目口駅 |
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