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2018/11/20

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「顎がだるい」「肩こりがひどい」「こめかみのあたりが痛い」という症状ありませんか?〜クレンチングとTCHについて〜

クレンチングという言葉を耳にしたことはございますか。クレンチングとは、目覚めている時に生じている「くいしばり」のこと言います。噛みしめを中心としていて下の顎の運動をしていない(顎を動かさない)無意識の中での咀嚼筋の活動とされています。成人の約20%に自覚症状があるとされています。

また、くいしばりはしていないが、1日のうち20分以上、上と下の歯が触れている癖のことを「TCH(上下歯列接触癖)」と言います。

これらから、力のかかり具合の大小によって、日中に無意識の中でギュッと歯をくいしばる癖を「日中のクレンチング」、弱い力で上と下の歯を接触させ続けている癖を「TCH」ととらえています。

これらは前回にご紹介したブラキシズムと同じように、歯に力が加わりますが、どちらも歯に感覚がある日中に生じるため、「ブラキシズムよりはずっと弱い力が長時間加わる」という特徴があります。 

 

クレンチングによるサイン

 歯ぐきの中の骨の盛り上がりや、著しい歯の傾斜が現れることが多くありま

 す。

 

 患者様の自覚症状としては、多くは顎の位置の不安定や口を開ける時の障害 

 を訴えられます。さらに「くいしばっているのが正しい状態である」と思わ

 れていることが多いようです。

 

 日中のクレンチングに対しては、「上下の歯は接触させない」という認識を持

 ってもらってからトレーニングを行います。

 

TCHによるサイン

 患者様の自覚症状としては、多くは上と下の歯が接触しているのは当たり前

 だと思い、その状態で顎の筋肉に力を入れることで安定感や充実感を得てい

 ます。

 

 TCHは、あらゆる歯科の疾患の原因になりうることがあります。

 接触した状態の上下の歯の裏に舌を押し当て続けることで、「舌がヒリヒリ痛

 い」「舌の形が凹凸している」といった自覚があります。

 TCHにより咬筋が圧迫されると、痛みや張りを感じ「顎がだるい」「肩こり

 がひどい」「こめかみのあたりが痛い」という症状が起きます。

 顎の関節にも負担がかかるため、顎の関節の痛みや口の開け閉めの際の音を

 自覚していることが多くあります。

 

ギュッとくいしばる癖、弱い力で上と下の歯を接触させ続けている癖がないか、

顎の症状に問題はないか、自己観察をおすすめします。気になることがござい

ましたら、歯科によるトレーニングが有効です。     
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