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2019/10/23
- 歯科コラム,その他
入れ歯で健康維持を〜入れ歯などで機能を回復している高齢者は認知症になりにくく、転倒も少ないということが言えます〜
介護が必要となった主な原因は
1位 脳血管障害
2位 認知症
3位 高齢による衰弱
4位 骨折、転倒
となっています。
2位の認知症は女性においては1位です。
ある疫学研究で65歳以上健常者4425人を対象とした研究で、
なんでも噛める人に対してあまり噛めない人の認知症発症のリスクは1.5倍
また、20歯以上歯のある人に対して歯がほとんどないのに義歯を使ってない人の認知症発症リスクは1.9倍
という結果でした。
また、4位の骨折、転倒については、65歳以上、1763名を対象とした研究の結果、
自分の歯が19本以下で義歯を使用していない人は20本以上歯がある人より転倒リスクは2.5倍
さらに、歯が19本以下でも義歯を入れることで転倒のリスクは約半分に抑制できる可能性がある
という結果でした。
元気な高齢者でいるにはできるだけ自分の歯が残っていることが秘訣です。歯の多い人ほど、またはすでに自分の歯が喪失しても入れ歯などで機能を回復している高齢者は認知症になりにくく、転倒も少ないということが言えます。
歯を失ってもしっかり入れ歯を使えば機能は回復できますので、入れ歯でお困りの方は一度ご相談ください。
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