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名張かめい歯科・矯正歯科

2021/06/24

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「乳幼児期からの口腔機能育成〜全身・口腔の状態から見た離乳食の進め方〜」セミナーを受講しました

ライブ視聴で「乳幼児期からの口腔機能育成〜全身・口腔の状態から見た離乳食の進め方〜」の講義編のセミナーを受講しました。8月には実習編を管理栄養士と共に参加する予定です!

当院では、去年の秋頃から小児予防矯正治療としてMFT(筋機能療法)、今年の春頃から発育セミナーとしてママベビクラブの無料講座を行っております。 歯科衛生士1人、管理栄養士1人で担当しております。 

5歳〜10歳くらいのお子さんを対象に矯正装置 MFTを行い、実際に効果が徐々に出てきております。 

MFTとは、悪い歯並びの原因となる機能不全を改善する為に実施するものです。 しかし、そもそも5歳までに正しい発育が進んでいれば、悪い歯並びやお口の機能不全に陥らずに済むのです。 

皆さんは悪い歯並びの予防はどの時期から始められると思われますか? 大人の歯が生える頃ですか?乳歯列が完成する頃ですか? いいえ。もーっともっと前からです。 乳幼児期の母乳を飲む頃からなんです!! ビックリですよね!!

 哺乳期と言われる生後1ヶ月未満は、吸啜機能で正しい口腔機能を育成する時期です。 離乳期と言われる1歳半から2歳未満は、咀嚼機能で正しい咀嚼・嚥下を学習する時期です。 この時期にどれだけ口腔機能が発達するかどうかが将来の口腔機能獲得の鍵になります! 

哺乳期は舌飲み期です。 母乳の飲ませ方によって、顎の骨の発達、舌の正しい使い方に影響が出ます。

 離乳食期は、口唇食べ期、舌食べ期、歯ぐき食べ期、歯食べ期があります。 この大事な時期を月齢だけで進めてはいけません。 なぜなら、月齢だけでは発育に個人差があるからです。 前歯があるからかじりとり、舌側方や舌尖が使えるようになるから食塊をまとめる、奥歯があるからすりつぶしなど、歯の萌出や舌の発達で離乳食の進め方は変わってくるんです! 

全身の発達には、飛び級はなく、中枢から末梢へ、粗大運動から微細運動へ、との決まりがありますが、口腔機能の発達も同じです。 その子の心身の発育状態を見て、ステップを1つずつ踏みながら口腔機能の育成を進めていくことが重要です! 

当院の歯科衛生士と管理栄養士は、お子さんの成長の観察ポイントや口腔機能不全の見分け方を5時間の講義から学びました。

 指しゃぶりについても、生理的な時期、心理的な時期、癖の時期などちゃんと臨界期があります。 歯食べ期からのしっかりとした咀嚼運動と成人型嚥下の習得により、正常咬合が導かれていくので、5歳くらいまでが勝負です!! 言い換えると、5歳くらいまでの期間にしっかりと口腔内の発育を踏まえた口腔機能育成をしていくと、心身共に正常な発育を促す事が出来るのです!! 

歯科でお子さんの成長にここまで介入出来るなんて嬉しいですし、その分、身の引き締まる思いでいっぱいです。 子供達が楽しく笑顔でこれからも生活出来るよう、スタッフ一同サポートさせて頂きたいと思います。 

先程も述べましたように、お子さんの発育にはかなりの個人差があります。 歯も場所によっては生える時期に2歳くらい差が出る場合があります。 ここでは内容を細かく紹介しても、お子さんそれぞれ直接診せて頂かないと正しいアドバイスが出来ません。 

是非当院を受診してご相談下さいね! 歯が生える前から口腔機能育成は始まっていますよ!! 

小児専門サイトも開設しておりますので、よろしければご覧下さいね!(小児専門サイトはこちら)
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